MOULIN ROUGE

2001年11月21日
行ってまいりました。
ムーランルージュ。

クリスティーナアギレラ、リル・キム、
マイア、ピンクという超豪華メンバーに
よるLADY MARMALADEがずっと私の頭の中を
流れていた、夏。
あの曲かなりソウルフルでかっこいい。
プロモ最高かっこよすぎ。リル・キム以外
うちより皆年下である。どうよ??
あのフェロモン。
 
で、やっと念願かなって映画を見にいったの
だった。

で。
なんで舞台がフランスなのに?って感じ
で。もー有名曲使いまくり。マドンナ、
エルトンジョン・・・19世紀末のフランス
とは合わないだろ、と思ったが、ここは
アメリカ娯楽作品、仕方がないとして。

ダンス、歌は前評判通りとても素晴らしかっ
た。そして、ユアンマクレガーは歌がとても
上手だった。たいがい、冷めている私に、
ラブストーリーもいいやん、と思わせる作品
であった。

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今日付けの朝日新聞夕刊に、「感動した」症候群
という題で文芸評論家の佐藤美奈子さんが出し
ている記事が気になった。

80年代は、何でも「おもしろがる」事が求めら
れた時代で、90年代は、「感動したい
(させたい)」時代である。
で、この時代はもう実は末期状態であり、
次は、意志の時代がくると。ファッションと
同じで人の心の動きにも流行がある、と筆者
は書いている。

私は、映画を見ている間の、自分の感情の起
伏は自然なものであると思ってた。しかし、
実はこれも感動したい症候群の1つなのかな、
とも思ったのだった。
テレビで故意に作り上げられている感動ドラ
マに対して私は寒々しい気持ちでそれを眺めて
いる。しかしながら、もう少し高次元のもの、
例えば、映画もそうだし、本もそうだが、そ
ういう物に、感動を気がつかないうちに求めて
いるのかもしれない。
 
私は意志の時代の方が性格に合いそうだな・・
感動できるもっと素直なココロが欲しいけど。



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