空中ブランコ

2004年12月3日 読書
奥田 英朗 文藝春秋

直木賞の作品。登場人物の精神科医が
なんとも、にくめないんだよなー。
かなり気持ち悪いがとぼけていて、
だんだんと愛らしくさえ思えてくる。
インザプールと同じ神経科の設定なので、
おお、久しぶりという感じで
嬉しかった。

面白かったのは、トレンディ小説を
書くが、本当は、純文学を書きたい
女流小説家の話と、義父のズラを
はがしたくなる医者の話。

さらさら漫画感覚で読める1冊。

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