7月24日通り

2005年3月13日 読書
吉田 修一 新潮社

最近一番好きな作家か、っていうより
読みやすい。その世界にすっと
入っていける。自分の今の状態と
うまくバランスが取れているん
だろうな。

湿度の低い文章(かといって乾燥
しているわけではない)に好感
が持てる。

ポルトガルの地名がたくさん出てきて、
むしょうに旅がしたくなった。
はぁ。

大筋は、いつかどこかで聞いた事ある
話なんだけれど、
(テレビや他の小説?現実には
そうそうないけれど)
詩や、人を色で例える話、まちの名前を
ポルトガルのまちに例える話など、
トッピングがよく効いていて
全体をひきしめている。

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