草の上の朝食

2005年6月8日 読書
保坂 和志 中央公論新社

野間文芸新人賞受賞作。
10年以上も前の作品なのに、
ものすごく新しく感じる。

「プレーンソング」という作品の続編らしいが
うっかりこっちを先に読んでしまった。

何一つとして特別な事が起こるわけではない。
けれど、ぐんぐんと読み進めていきたく
なる話の展開。

基本的に一度読み出したら、最後まで読みきる
のだが、(ビデオと同じでその世界を
保ったままでいたいが、ブレイクをはさむと
テンションが変わる)
色々、用事があって、一度に読みきることが
できなかった。
そのせいか、後半ちょっと惰性で読みすすめた
(ちょっと飽きたのかな?)

面白かったのは聖書の話(よく分かっていないけど)と
喫茶店の女の子の表現のくだりかな。

かなり彼の作風が気に入ったので一通り
読んでいくつもり。

コメント