陰翳礼讃

2005年10月19日 読書
谷崎 潤一郎 中央公論社

原研哉の「デザインのデザイン」で、
デザインの花伝書として取り上げられていたのと、
芸術や文学に造詣の深い知人が数名おすすめ
していたので、ずっと気になっていた。

有名な羊羹の記述はさる事ながら、日本人の肌の色の
たとえ方、お味噌汁の記述など、目をみはるものがある。

使われている日本語も美しい。

美、日本とは、デザイン、建築、食に興味がある
すべての人が読んでおくべき一冊。

多分、これから何度も読み返す事になると思う。

あと、なんとなく分厚い本だと想像していたのだが、
短かった。(でも内容は濃いが)

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