文藝春秋 1994/01 ¥820

"SUDDEN FICTION"は、とても短い小説という意味で
名づけられた題名。

ヘミングウェイ、レイモンド・カーヴァー他多数の
作品。70編ほど入っているらしい。

訳者は、村上春樹氏と小川高義氏。

さらさらと雰囲気だけ味わい、内容は指の間から
流れおちていって思い出せないものも多いが、

いくつか、おお、と強烈に印象に残るものもあった。

小説というより、実験的な作品、意味が分かりにくい
抽象画のようなものもあり、なかなか他では
味わった事のなような感覚。

それは、私があまり海外作家のものを普段
読んでいないせいもあるかもしれないが、
なかなか新鮮な一冊であった。

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