本当の戦争の話をしよう
2006年6月29日 読書
ティム・オブライエン 村上春樹訳
文藝春秋 1998/02 ¥610
アメリカ人にとって特別の意味を持つ
ベトナム戦争。
”The Things They Carried”というのが
原題で、戦争前、戦争中、戦争後、
いくつかの話が入っているが、
(登場人物は同じ)
兵士がそれぞれの思いをこめて
身に着けているものー例えば、好きな人の
写真だったり、幸運を呼ぶためにと、
願掛けで首にまきつけているパンスト
つけているものだったり・・・という
ストーリーが一番印象的だった。
また、戦争に魅了されて、別の世界に行ってしまった
女性の話も面白かった。この話だけ
リアリティが少し薄くてトーンが違う感じ。
戦争そのものを描写するではなく、それに
関わった人びとを感情的になりすぎず、
そこに果して戦争はあるのか?という、
常温な感じがかえって心地よい。
文藝春秋 1998/02 ¥610
アメリカ人にとって特別の意味を持つ
ベトナム戦争。
”The Things They Carried”というのが
原題で、戦争前、戦争中、戦争後、
いくつかの話が入っているが、
(登場人物は同じ)
兵士がそれぞれの思いをこめて
身に着けているものー例えば、好きな人の
写真だったり、幸運を呼ぶためにと、
願掛けで首にまきつけているパンスト
つけているものだったり・・・という
ストーリーが一番印象的だった。
また、戦争に魅了されて、別の世界に行ってしまった
女性の話も面白かった。この話だけ
リアリティが少し薄くてトーンが違う感じ。
戦争そのものを描写するではなく、それに
関わった人びとを感情的になりすぎず、
そこに果して戦争はあるのか?という、
常温な感じがかえって心地よい。
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